切らない手術がいまの主流!眼瞼下垂の名医ガイド
眼瞼挙筋の働きや神経不良が原因とされる、先天性眼瞼下垂について調べました。主な症状や原因、治療方法などを紹介しています。
一般的に、眼瞼下垂と呼ばれるものの多くは先天性ものが多いようです。これは眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉が予め形成不全なために、瞼が垂れ下がり黒目にかかってしまっている状態。遺伝的な要素によるものであるとも言われています。
片眼だけの場合と両眼の場合がありますが、たいていの場合、先天性眼瞼下垂は片眼だけのものが多いようです。顏を真っすぐ正面に向いた状態で、瞼が黒目の上まで上がり切らない場合は、先天性の眼瞼下垂が疑われます。
原因は瞼を上げる筋肉である眼瞼挙筋の働きや神経に不良であることから起こるものであり、幼い頃から片目で物を見るクセが付いてしまうと、乱視や弱視になる可能性はあります。ただ、視力障害がでることはほとんどないと言われています。
先天性眼瞼下垂の状態に応じて最適となる治療方法があります。主な治療法としては以下の3つが挙げられます。
最近では、皮膚を一切切除しなくても眼瞼下垂の治療を実施している美容外科クリニックもあります。これは埋没式挙筋短縮法と呼ばれる術式で、“切らない、腫れない、痛くない”眼瞼下垂症の手術として注目を集めています。傷跡も無くダウンタイムも大幅に少ないとのこと。手術時間は両目でも20分程度。腫れもないので手術直後より外出が可能だそうです。
いずれの治療方法を用いるにしても、医師から適切な症例判断をしてもらい、正しい術式で治療していかなければなりません。
【眼瞼下垂の名医図鑑】
[File No.2]
池袋PSクリニック院長
中島龍夫氏
[File No.3]
東京美容外科統括院長
麻生泰氏